いのち2008年03月24日 09時47分21秒









このことは日記に書こうかどうしようか…迷いました。

あまりにプライベートなお話しだし。
(ま、日記は本来プライベートなものだけど、ね。)
いい人ぶっている感じがして、ちょっと抵抗があるし。



でも、書いてみます。


最初に流産した時に医師から説明を受け、はじめて認識しました。
稽留流産の多くは“染色体異常”によるものであると。

年齢を重ねると卵子もそれなりの年齢になっています。
なにせ、女性としてこの世に生まれ出たときには、
すでにタマゴを体内に抱えているのですから。
だから、私の場合はタマゴも49歳。

ほとんどのタマゴは、待ちくたびれて疲れています。

その結果、妊娠しても多くの受精卵は、
染色体異常になってしまいます。

で、ヒトになれなかったものは自然に流れます。



しかし、染色体異常といっても程度はさまざまで、
生きる力を持った子どももいます。


そういう子どもたちは、
身体に多少の不自由さを持って生まれます。
たとえばダウン症児など。




今の時期には、いわゆる「羊水検査」で、
染色体異常を発見できます。

前にかかっていた医師は、
「一応、羊水検査を受けた方がいいでしょう」
という考え方でした。



でも、考えました。

羊水検査を受けて、もしも「異常」がわかったら…、
妊娠をとりやめるのか…?

生まれたあとのことを思い、自分にその覚悟があるのかどうか、
正直に言うと、
幾日か考えました。
夫とも話し合いました。



で、やっぱり答えは「No」です。



自然な中でさずかった命。
もう、それだけでも奇跡的な確率と思っています。

その命が生きようとするならば、
私は…、私と夫は、それを守っていこうと思います。
それが一番自然な流れ。


生きようとしている子の未来を奪うことは、
私たちには出来ない。



けっきょく「羊水検査」を受けることをやめました。


お腹の中で少しずつ成長している命を自然な流れで
はぐくんでいこうとあらためて決意いたしました。


たとえ、障害をもって生まれようと、
私たちの人生をかけて、この子を守ります。