「死」を意識した日2008年06月26日 23時14分51秒

私、昨日、久しぶりに「死」を意識しました…。

母のことです。
夜に下血があったと言っていました。
でも、お医者さんの診断は「心配ない」だったそうです。
次の夜も同じように……合計6回の出血だったそうです。

明朝、SOSの電話で飛んでいったら、
いつもとは明らかに違う様子。
でも、気力で歩こうとするし、着替えようとしています。

救急車を呼ぼうかと迷ったけど、
「タクシー代わりに救急車を使うひんしゅくな患者」
の話題が頭をかすめ、
なんとか車に乗せてお医者さんへ……。
待ち時間一時間強。
その間にも母の意識はどんどん遠ざかる気配。
ようやく名前を呼ばれたときには、
すでに意識障害の状態でした。

「どうやってここまで来たんですか?!!!」
「なんでこんな状態で待っていたんですか?!!!」
「救急車を呼ばなければいけない状態ですよ!!」

もうバタバタでした。
救急車で大病院へ転送、集中治療室へ運ばれ、
点滴と輸血でなんとか顔色も戻りました。
私はと言えば、
午後からの「はずせない仕事」へ気を揉みつつ、
綱渡りの一日、なんとかギリギリでセーフでした。

あんなに元気だった母。
父が亡くなるまで働きづめの人生。
病気らしい病気にかかることもなく、
まして病院とは無縁だった母が、
膝の手術で病院の整形外科と縁ができ、
検査の過程で、心臓病やリウマチなどを発見され、
いちばんの目的だった膝の治療が、
どんどん遠くなっていってしまいました。
今回の救急車騒ぎも、心臓の薬を飲んでいたために、
軽い出血のはずが血が止まらなくなり、
大量の出血になってしまったようです。
人ってこんなふうに「がくん」と老いてしまうんだ……、
小さくなってしまった母を見て痛切に感じました。

またまた3週間は病院のご厄介になる予定です。
モモもふしぎそうに母の部屋を見上げています。



そんなわけで…、
公演のお知らせを再びしようと思っていたのですが…。
こんなにギリギリになってしまいました。



6月28日、午前11時30分と、午後3時30分の二回、
ちくさ座での門下生の公演、
Voice Performance2008 コトノハ コトダマ
「ひととほしの深呼吸」

私メが、構成・台本・演出をしております。
言葉が主役の舞台ではありますが、
美口啓子さんの作曲とキーボード演奏、
若月理恵さんのオカリナ、
大坪彰彦くんの編曲。
素敵な協力者に恵まれ、
今までの数倍ヴァージョンアップしました!

贅沢で、かなり楽しめる舞台です。
ぜひぜひ、ご来場下さい。


最後になりましたが、
私と、おなかのたいちゃんも元気に過ごしています。
先回(二週間前)の検診で注意された体重増も、
今回は、500グラム減。
私の体重は減っても、
もちろんたいちゃんは、大きく成長していました。