ショックじゃないもーん!2008年10月09日 21時15分29秒

はじめてチャイルドシートにはるちゃんを乗せて、
仕事場に行ってみた。
まだ首が据わらず両手がふさがるので、
鍵を開けたりするのも大変…。

アトリエには、内山有希夫さんから
「コトノハの箱舟」のCDが届いていた。
5月の連休に上京の折、レコーディングした曲だ。
“ありがとうLIVE”でも歌った。
パッケージを開けてさっそく聴く。
良い曲だ~、やっぱり。

 ※一枚800円です。
  聴きたい方はお申し付け下さいませ。


はるちゃんが爆睡しているのをいいことに、
古ーいアルバムを開いてみた。

先月22歳になった息子、
来月20歳になる娘、
ふたりが生まれたころの。

私は20代の母。
若い…というより幼いとも言える。

おっかなびっくり赤ちゃんを抱いている私。
息子が愛おしそうに生まれたばかりの娘を見つめている。
ふたり一緒にお風呂に入って歌っている。
公園でお団子を食べている。

……
なんだかね。わけもなく涙があふれた。

22年の歳月。
二人と歩んだ道のりは、語り尽くせない。

前夫との長い別居生活。
入学しても勉強机も買ってあげられなかったな…
3人で6畳間に3段ベッドで寝てたな…

二人はそれぞれ東京で、
迷いながらも自分の人生を見つけるために、
がんばっている。

そして私は。

また赤ちゃんを抱いている。
なんて不思議な。


自宅に帰ってエレベーターで人と一緒になった。
マンションでは、
私の素性を知っている人はごく限られている。
その人がじっとはるちゃんを見る。
「生まれました~」と言ってみた。
その人は一瞬戸惑い、
「娘さんの?」と言った。
「いえ、私の子です~」
「………
 …………またまた~~!」
「おなかの大きいときにお会いしなかったかな~?」
「えぇ~~っ!ホントの話ですか!」

わずかエレベーターが数階上る間の会話。
降りぎわにその人は、
「そうですか~、
それはそれは…かわいいでしょうね~~~!!」
と言ってくれた。

ははは!

いわゆる「孫に間違えられる」ってやつね!


でもショックではなかった。

だって娘が二十歳なら、
「私の子か」「娘の子か」って問われれば、
誰だって娘の子と思うわね~。


アルバムの中のかつての私を思い出して、
妙に納得した。

またまた母が救急車で…2008年10月17日 16時17分21秒

あいかわらずの生活。
穏やかな日々。
10階からの景色は絶景で、遠くの山々も望め、
風を感じ、陽差しを浴び、夜には月も楽しんでいる。

はるちゃんは日に日に成長している。

そんなこのごろ、運動不足も気になるので、
秋晴れの日は、はるちゃんを抱いてアトリエまで歩く。
まだまだ首が据わらず、両手で抱っこ。
股関節脱臼を起こしやすいと聞き、
スリング(抱っこに使う袋のようなもの)も使わない。

ほんの20分弱の距離だけど…、
「転んだらダメだ~」
と言うプレッシャーと共に歩く。
この状態、散歩とはほど遠い。
遠くに目をやると足元に注意が届かなくなるので、
足元をしっかり見つめ、
同時に車やバイク、自転車などが飛んでこないか、
注意をしながら、一歩一歩……歩く。
並木の紅葉も……あまり眺める余裕がないけど、
秋の風はそれでもじゅうぶん心地よい。


…と、ここまでで日記を終えたいところなんだけど…。


おとといアトリエで母と少し話した。
母の顔が異常にむくんでいた。足も。
むくみなんてまったくない体質だったのに…、
どうして…?
「あまりひどいから医者に行ってくるわ」と言っていた。

そして昨日の正午前。
母がかかっているそのクリニックから電話が。
「かなり危険な状態です。
レントゲンで見ると心臓の周りも水が溜まっています。
これから救急車でK病院へ運びます」とのこと。
また…救急車…ですか。

夕方ようやくK病院の医師から電話があり、
病状の説明を聞く。
病院へ向かう。
はるちゃんを病院へは連れて行きたくないけど…、
仕方がない。
夫には芝居の稽古を休んでもらい病院で合流した。

病室へは感染の危険があるため、
やはりはるちゃんは入れなかった。
はるちゃんを夫に委ねて病室へ。

軽い心不全のため歩くことも出来なかったよう。
点滴や投薬やらでずいぶん回復していた。
お医者さんの話によると、
「明日だったら命の保証は出来なかった」とのこと。
なんか…前もそうだったよね~。
ギリギリのところでラッキーというかぁ… 。

そのあと母宅へ寄り、荷物をまとめて車に積み帰宅。

今朝、再び夫に同行してもらい、
はるちゃんを車に乗せて病院まで母の荷物を届けた。

「はるちゃんが病室に入れないし、
私もたぶんもう来れないからね…」と告げて出る。
10日ほどの入院の予定、
面会に行けないのはかわいそうだけど…仕方がない。

それにしても…赤子を連れての移動はホント大変。
身に染みて感じた。

私には弟がいる。
大学進学と同時に名古屋を出て、東京で家庭を持ち、
仕事が忙しくてなかなか名古屋にもすぐには来れない。


少子高齢化社会。

まさにその真上に立っているんだと感じた。

感謝2008年10月19日 15時14分24秒

日記に母のことを書いたら、
たくさんの方からお電話、メッセージ、メール…、
いただきました。
ほんとうに「ありがたいなあ」としみじみ感じました。
心より感謝いたします!
母は、病院にいるうちは安心だと思います。
気丈な人で、寂しがり屋でない性格は、
こういうとき助かります。
もしも私が同じ立場だったら…と思うと、
母のように毅然とは振る舞えないだろうなあ…
と思います。


話は変わりまして…、
何人かの方から「あれからどうなった?」と聞かれ、
その後ご報告をしていなかったと気づいたので、
ご報告します。
9月11日の日記に書いた女性のこと。
一回目の電話のあとにまた「助けて!」の電話。
銀行から送金しました。
数日後、留守電に、
「ありがとう」とメッセージが入っていました。
彼女がなんとかひとりで強く生きていかれることを
心より祈っています。


さて…またまた話は変わりまして、
子どもを育てるのは3人目なのですが、
今回いくつか初めての経験をしています。

ひとつめ・・・コヨリ浣腸 
保健師さんに「癖にならないですか?」と聞いたほど、
今はこれに頼っています。
保健師さん曰く、癖にはならないそうですが。
詳しいことはココでは控えさせていただきます。

ふたつめ・・・沐浴をする
一般的に「お父さんの仕事」と言われる沐浴、
私が一人でやっています。
最初はこわごわでしたが、今や手慣れたものです。
気持ちよさそうにお湯に浸かっている姿を見ていると、
私も幸せ~~な気分に…。

みっつめ・・・おしゃぶり
すでにNICUで、
泣きやまないときなど与えられていたのですが、
そのおしゃぶりを数日前に買ってみました。
グズグズ泣きの時にはちょっと効果がありますが、
慣れていないのですぐにポロッとはずれてしまいます。

先日の夜、
寝付かないのでおしゃぶりをくわえさせてみました。
さいしょはちゅっちゅっといい感じだったので、
家のことでもやろうと離れたら…、
しばらくして「おんぎゃ~」と泣く声が。
「おしゃぶりがはずれちゃったんだろうな。
隣で寝ている夫がなんとかしてくれるかなあ?」
と期待していると、しばらくして静まりました。
そっと見てみると…、

笑いました。

なんと、口元にあった夫の中指の第二関節を
はるちゃんがちゅうちゅうと吸っていたのでした。
あんなにうまくはまるものかと、感心しました。
あとで夫に聞いたら、
なーーんにも覚えていないそうです。
しかし…あまり衛生的とは言えませんねえ~。


話はまたまた変わって…、
ふたたびマンションエレベーターでの話。
年配の女性が微笑みながら
「あら~生まれて間がないですね~」と。
「はい、ひと月半くらいです」
「へえ。…はじめてのお子さんですか?」

やったー!

先日の「娘の子」事件からリベンジできました。
考えてみたら、はじめてのお子さんって…、
とくに年齢のことには触れていないんですけどね。
でも、はじめて…ってことばにちょっと感動しました。

「あ~いえ…」
「もう何人かいらっしゃるんですね~」
「ええ。3人目なのですが…、20年ぶりなんです」
「…あら~まあ!!」

ということで、先日の方と同様、
やはりずいぶん驚かせてしまいました。

ねむい2008年10月30日 13時34分46秒

はるちゃんは、生後2ヶ月+5日になりました。

このごろは、だっっこしている人の顔を見て、
「あ~」「く~」とお話しすることがよくあります。

だた、基本は未だ「寝てばっか」の人。
夕方のぐずつきも日によっては激しく、
昨日など完全に眠りについたのが明け方近くでした。
抱っこしても泣きやまないときは、
「まだまだ人間、修行が足りないなあ」
としみじみ思いますわ。

 1時間で出来ることは3時間かかると思え。

 お風呂に入るのに時間を気にしないこと。
 真っ昼間でもはるちゃんが寝たすきに入る。

 食事も同じく。

 夕飯の支度時はかなり中断されるので、
 最初からストレスになる凝ったメニューは考えない。

以上のようなことを悟りましたわ。


あ、昨日、母が退院しました。
今年は喜寿の年なのに…、
「ぜんぜんいい年じゃないわ~」と嘆いておりました。
そもそも、二度の救急車騒ぎは、
あるお医者さんの処方ミスと、診断ミス。
けっきょく責任も曖昧なままになってしまいましたが。

で、昨日、母の退院の送り迎えをやりましたが、
東京の弟からの電話で、
「忙しいのにごめんね」と言われ、
「ん?!忙しい?!」
そうか、私は「子育てで忙しい」んだと気づきました。
「忙しい」の概念が妊娠中と違いすぎて、
自分が忙しいって認識がまったくありませんでした。

だって、今は誰に追い立てられることもなく、
時間はたっぷりあるし、
はるちゃんにすべてを合わせれば、
何の無理もない…はずだもの。



しっかし…
今日は、はるちゃんを連れて出かけたかったけど、
この眠気に負けそうです~。