「序」の苦しみ2011年12月15日 14時58分01秒

コトダマ×オトダマ ユニット 妄想会議 コンサート
久しぶりの苦しみです。
中学校の演劇部時代から、
教科書はまったくアタマに入らないけど、
台詞はすぐに覚えられるものだと信じていました。

ところが、ある一編の詩でつまづき、いっこうにその先へ進めません。

宮沢賢治の「序」。

  わたくしという現象は
  仮定された有機交流電灯の
  ひとつの青い照明です

というあれ、です。

この難しさは、
今年のはじめに挑戦した義太夫節と双璧をなすかもしれません。
義太夫節は、私にとって、それまで出会った音楽の中の、
いくら難解でも五線譜で表せるメロディとはまったく違う、
複雑で不可解な…、しかしとても好ましい音階でした。

こういうものを覚える方法としては、
論理的にアタマで覚えるのではなく、
とにかくカラダで覚えるしかありません。

七合目までは登れました。
しかし、いましばらく登る必要があります。

まだまだ谷川さんの長~~い詩も覚えなければいけないのに。

あと10日で、その日がやってきます。

◆コトダマ×オトダマ ユニット 妄想会議 コンサート
◆2011年12月25日(日)15時開演
◆愛知県芸術劇場 小ホール
◆出演:白樺八青(声)・竹内幸枝(サクソフォン)・所克頼(サクソフォン)
◆前売り:2,500円 当日券:3,000円
 
宮沢賢治・中原中也・金子みすゞ・谷川俊太郎
四人の詩人のことだまの世界とクラシック音楽をはじめ、二つのサクソフォンが奏でるおとだまとの妄想空間。
今まで未体験ゾーンにあなたをお連れします!

2011年12月26日 12時18分30秒

すべてがおわり
からっぽのわたし

30年
からっぽになるために
続けてきたような気がする

からっぽになったときにだけ
沸いてくるエネルギーがあるから

妄想会議 コンサート
無事終演

涙も汗も多かった2011年

生きていて
同じ空間にいられること
それだけで
感謝
感謝

ありがとう