7月15日2015年07月15日 10時41分27秒

46億年
この星の呼吸に揺られ
ちっぽけな
あなたと私
同じとき
この星に生まれ
私たちは
ここに生きる
なぜ…
その答えは
いま
ここに

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もともと公私の「公」は予定していた忙殺の日々でしたが、
母の入院などで予想外の展開。

これで創作なんて…と思っていたけれど、
今週に入ってようやく詩が書けるようになりました。

書き上げた詩を先ほど作曲者の菅原拓馬さんに送りました。
上の文はその一部です。

なんとなくコンサートのひと月前を最終締め切りと決めていたのですが、
なんとかその日に送ることができました。
これで次のことに取りかかれます(^^)


話は変わって、今の国会。
おそらく70年談話やアメリカとの約束など、
重ね合わせた無理なスケジュールと、
物の怪にでも取り憑かれたかのような異様な信念を押し通し、
周りも見えず焦りまくる安倍首相が、
今まさに数の力で強硬な行動に出ようとしています。

ファシズムの形容がふさわしい今のこの国。
私たち自身が歴史的負の遺産を背負う瞬間が迫っています。

それぞれができる形で声を上げ続けなければ。


今日は芸文センターの打ち合わせに行ってきます。
そのあと、俳優館の稽古です。

私は私の場で力を尽くします。
70年前のことを何十年たっても「過去の歴史」と振り返るために。

再会2015年07月27日 11時08分37秒

あと3日で幕を開ける俳優館の公演「群青~雲流れる果てに」

私は台本を読んだときに、ドキッとしました。

赤沢という特攻隊員が、
実在した穴沢利夫さんをモデルにしていると気づいたからです。

今からさかのぼること30年以上前。
私は、ある資料で穴沢さんの婚約者のことを知り、
彼女を主役にすえた一人芝居を作りたいと思いました。

芝居の師匠ふじたあさや先生に手紙を書き、電話で相談しました。
当時は、20代半ばのヒヨッコ役者が一人芝居をするなどまずありえないし、
そもそも、誰でも一人芝居が出来るような時代ではありませんでした。

師匠は、「その題材は、ディテールまできちっと作らないと、うるさい人がいっぱいいるよ。そもそも目立つことをやれば、たたかれるだろう。その覚悟があれば応援しよう」と言われ、
怯んだ私は、その構想を誰にも話さないまま封印していました。


それが30年の歳月を経て、出演することになったお芝居の中で、
穴沢さんに再会したのです。


それだけでも、奇跡に近いと、ひとり心の中で叫んでいました。

それが、なんとこのお芝居の中で、
穴沢さんが婚約者にあてて書いた最後の手紙の一部を読むことになりました。

私の中にずっ生き続けていた穴沢さんが、
ようやく私の前へ現れた。
そんなふうに感じています。

戦後70年。
私にとって苦しみの夏ではありますが、
何物にも代えられないたくさんのものを受け取っています。


7月30日(木)19時
31日(金)14時/19時
8月1日(土)14時/19時
2日(日)11時/15時
芸文地下小ホール/一般券:3,000円
※7月31日の14時のチケットはソールドアウトとなりました。