ココロのスキマ ― 2007年04月11日 17時23分27秒

ココロに、目盛りがあるのなら…
きっと今の私のココロはスキマだらけだろうな…。
日曜日に、18歳になる娘が高速バスに乗って上京してゆきました。
前々からの計画どおり、と言えばそうなんですけど…。
思い出は、18年の間にあまりにもたくさんありすぎて、
娘が急にいなくなった事実が、
私のココロにかすかな風を吹かしています。
悲しいとか、淋しいとか、切ないとか、
そんな単純な感情ではない…かすかなココロのスキマ。
散らかし放題だった部屋がきれいに片づいています。
バイトしていた近所のコンビニにも、もういません。
娘は、自分で自分の人生を切り開くために、
一人きりの第一歩を踏み出しました。
けっして、ひとと同じ道を歩まなかった。
…歩めなかった娘。
陽の光を浴びた制服姿の高校生を見て、
まぶしそうに「いいなあ…私も青春したかったな」
とつぶやいていました。
数年前には、
山陰線に乗り、ふたりであてのない旅をしました。
厚い雲の下の日本海を見ながら…、
『この子はどうなってしまうんだろう』
と心の中で私も迷子のように叫んでいました。
九州を下り、
鹿児島からフェリーでたどり着いた沖縄で、
澄んだ空と海の力で、
少しだけ笑顔で会話が出来たっけ…。
苦しみも、
悲しみも、
心の傷も、
さまざまな人との出会いも、
同じ18歳と比べると、何倍も経験してきた娘。
今では、どんな親子よりもよく話し、
お互いを大切にする関係が出来ましたね。
あなたは、私の誇りです。
きっと、自らの力でこの先の道を切りひらいてゆくでしょう。
大きく大きく羽ばたいていって下さい。
名古屋の空の下からいつも応援しています。
ココロのスキマが私に「寄り道」をさせてくれました。
このごろ、直線移動ばかりだった…。
昨日、仕事の途中で春日井市の落合公園に寄ったら、
平和な風景がありました。
ゆっくりゆっくり歩いてみました。
きっと今の私のココロはスキマだらけだろうな…。
日曜日に、18歳になる娘が高速バスに乗って上京してゆきました。
前々からの計画どおり、と言えばそうなんですけど…。
思い出は、18年の間にあまりにもたくさんありすぎて、
娘が急にいなくなった事実が、
私のココロにかすかな風を吹かしています。
悲しいとか、淋しいとか、切ないとか、
そんな単純な感情ではない…かすかなココロのスキマ。
散らかし放題だった部屋がきれいに片づいています。
バイトしていた近所のコンビニにも、もういません。
娘は、自分で自分の人生を切り開くために、
一人きりの第一歩を踏み出しました。
けっして、ひとと同じ道を歩まなかった。
…歩めなかった娘。
陽の光を浴びた制服姿の高校生を見て、
まぶしそうに「いいなあ…私も青春したかったな」
とつぶやいていました。
数年前には、
山陰線に乗り、ふたりであてのない旅をしました。
厚い雲の下の日本海を見ながら…、
『この子はどうなってしまうんだろう』
と心の中で私も迷子のように叫んでいました。
九州を下り、
鹿児島からフェリーでたどり着いた沖縄で、
澄んだ空と海の力で、
少しだけ笑顔で会話が出来たっけ…。
苦しみも、
悲しみも、
心の傷も、
さまざまな人との出会いも、
同じ18歳と比べると、何倍も経験してきた娘。
今では、どんな親子よりもよく話し、
お互いを大切にする関係が出来ましたね。
あなたは、私の誇りです。
きっと、自らの力でこの先の道を切りひらいてゆくでしょう。
大きく大きく羽ばたいていって下さい。
名古屋の空の下からいつも応援しています。
ココロのスキマが私に「寄り道」をさせてくれました。
このごろ、直線移動ばかりだった…。
昨日、仕事の途中で春日井市の落合公園に寄ったら、
平和な風景がありました。
ゆっくりゆっくり歩いてみました。
わすれもの… ― 2007年04月29日 16時18分51秒

空の遠さ
雲のかたち
風の匂い
ありがとうの言葉
窓の向こうの風景
街路樹のなまえ
川を見つめたあのとき
草の上に座ったあのとき
「うつくしい」とためらわず言えるもの
夜明け前に啼きかわす鳥の声
ゆっくりと暮れてゆく西の空
耳を澄ますと聴こえてくる音
目をつぶって見えてくるもの
いちばんしたいこと
原っぱ
広告がけっして語らない言葉
嘘になるので口にしない言葉
予定のないカレンダーのなかにあるもの
時計の音が聞こえるような時間のなかにあるもの
名づけられないもの
それが何か言えないもの
身近な 小さな 小さな しあわせ
待ちきれないもの
キレイなものをキレイだって言うこと
石ころだらけのすてきな道
水たまりに映った空
こどもからおとなになった瞬間
失くなったもの
おもちゃの船
トランプの王様
花摘む野辺
幼なじみ
遠く呼ぶ声
黄金色の川の流れ
日々
山も野原も知らない目
帰り道のさみしさ
「こころが痛い」とつぶやいた日
午後の教室
夕日のさす教科書
薔薇色に染まる頁
私が言おうとして言えなかった沢山の言葉
いちめんのなのはな
かすかなる麦笛
石のすきまのかたばみの赤い小さい葉
遠い雪国の心をうつす汽車
二人で駄菓子を買いに行った道
雨の日
兄ちゃんの背中
音のない薄い花火
教室の木の椅子
日の暮れの隠れんぼう
誰かの泣き声
押入れからのぞく世界
こころぼそさとかなしみがいちどきにあふれてくる場所
………………
★Voice Performance 2007 コトノハ コトダマ
「わすれもの…」
★白樺門下の有志66名が、37編の詩と、
“あの時”言えなかったあの人へのメッセージを、
朗読と語りで届けます。
あなたの心の中にふわっと…なにかが生まれ、
なにかを思い出してもらえたら、
それをおみやげにゆっくりゆっくり…お帰り下さい。
★2007年5月12日(土)11:30&15:30
★千種文化小劇場(ちくさ座)
七種類のツタのからまる円形劇場です。
★入場料:1,000円(前売り・当日とも)
★ご予約はメールでどうぞ!
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