子育てブログ2010年08月02日 18時18分05秒

だれも読んでいないから...、と
気軽に書いています。

子育てブログ。

パフォーマーとしての日記ではなくて、
あくまで母として、家庭人として、一個人としてのブログです。

文章もあまり推敲していないので、
じっくり読むような内容ではないですが...。

こちらのブログがお休み状態で、
「あいつ、生きてるのか?!」と疑問をお持ちの方のために、
ちょっとご案内です。

http://blog.livedoor.jp/yaoshirakaba/

パフォーマーの活動としては、
ただいまCD&ブックレット版
「しらかば・やおの声とことば磨きレッスン」制作中です。

秋には、多治見市制70周年記念事業として、
老人ホーム6カ所に朗読と歌を届けます。
10月1日には、
多治見市役所ロビーでも少しだけ朗読と歌を聴いていただきます。

ありがとう..またいつか2010年08月09日 10時48分50秒

今回の訃報はあまりにも不意打ちでショックが大きく、
日記に書いて、彼女の生きてきた証しを
その片鱗でも書き残しておきたくてキーボードに向かっています。

樋口尚子さん

20年ほど前のこと。
「暮らすメイト」というミニコミ紙の編集長をつとめていた尚子さんと出会いました。

特別な「友達」という関係ではないけれど、
なぜか数年スパンでの節目節目に彼女との接点がありました。

朝日カルチャーセンターの講座は、
彼女からのメールで始まりました。
感性が合う人で、多くを語らずして、信頼できる人でした。

会うことはめったにないのに、
ここぞというときには、私のことをふっと思い出してくれる人でした。

有松絞りの竹田邸で開いた横笛奏者の方とのコラボレーションも、
彼女の熱意で実現した企画です。

あの日朗読した「伊勢物語」は、彼女が現代語訳をしたものでした。
摩訶不思議な時間は、今も強烈に私の記憶に残っています。

ビジネス上のことで、彼女と一度だけぶつかったことがありました。
でもお互い感情に流されず、
何が問題だったか、何を解決すべきか、
いっしょに考え、そのあとは、また笑って会えるようになりました。


奇しくも2年前の今日、
「ありがとうLIVE」に聞きにきてくれたのが、
彼女と会った最後になりました。

ロビーで握手をしながら立ち話をしました。
出産後、mixiでも私を見つけてくれて、メッセージを交わし、
ときどき、日記を書くと彼女の足跡が残っていました。

クールで物静かな人でした。
でも、おしゃべりな人でした。
明るい人でした。

「八青さんのコンサートを佐久島でやりたい」
実現しないまま、旅立ってしまいました。

くも膜下出血で8月2日に永眠。



人の死に接するとき、いつも吉野弘の「生命は」を思い出します。

世界は多分
他者の総和

2年も会わなかった人なのに、
いないと知った瞬間から、心のどこかに空洞が生まれて、
埋めることが出来ません。
ふっと涙があふれてしまいます。

人間ってやっかいなイキモノですね。

多治見市へ2010年08月16日 12時16分43秒

春から「ゆっくりの時間」をいただき、
順調に回復しつつある私です。

先日の12日には、岐阜県多治見市に行って参りました。
「再スタート」と言ってもいい第一歩は、
多治見市での老人施設のコンサートです。
いろいろ記念行事がある中で、会場まで足を運べない方にも、
おめでたい時間をプレゼントしましょう、
という企画意図に共感し、「ぜひ」とお引き受けしました。

多治見市は、市制70周年を迎えました。
記念して刊行された「多治見ものがたり」の朗読、
そしてお年寄りや施設のスタッフの方が喜んでくれそうな歌を持って、
6カ所回ります。

この日はその活動を伝えるべく、古川雅典多治見市長を表敬訪問。
施設コンサートでも共演するギタリスト嶋田達也さんもご一緒しました。
市長さんとはたびたびお会いする機会に恵まれていますが、
いつも元気で、ユーモアにあふれ、気配り上手で、
歯に衣着せぬ物言いが気持ちいい方です。
お忙しい合間を縫っての訪問に笑顔で答えくださいました。

市長室を出たあとは、多治見のコミュニティFM「pipi」へ。
こちらもお顔なじみの高橋和子さんがパーソナリティをつとめる「たじみふるさとウオーカー」に出演させていただきました。

そのあとは、地元新聞社「東濃新報社」でタウン誌を編集していらっしゃる西尾和代さんとご対面。
西尾さんとは、10年ほど前に大手フリーペーパー紙「リビングカルチャー新聞」で取材を受けて以来のご縁です。
リビング新聞には、そのあとエッセーを連載させていただいたり、
いくつも講座を開くことになったリビングカルチャー倶楽部をご紹介いただいたりと、
いろいろお世話になっておりました。
昨年、ご結婚されて多治見に居を移されたとのこと。
ほんとうに久しぶりにお会いできてうれしかったです。
取材の内容は「たじたじ」という紙面にご紹介していただく予定です。

多治見の町とのつながり。
ほんとうに不思議なほど、ずっと続いています。

まなびパークでのいく度かの講座開催、
それを受けての「やおの会」の誕生、
みちくさ作文コンテスト、
いろいろな場所でのコンサート開催、
多治見市文芸祭歌詞部門の審査員、
やおの会の「愛・地球博」もありました、
ほんとうにいろいろつながっています。

感謝、感謝です。

そのご恩返しに、老人施設での朗読コンサート、
心を込めてつとめて参ります。

はるちゃん、二歳になりました!2010年08月25日 09時54分55秒

初心に返るって、よく言いますよね。
子育てこそ、それだと思います。
おかげさまで、はるちゃん2歳になりました。
二年前の「ありがとうLIVE」で歌った
「いのちにありがとう」のことばを今一度、噛みしめてみます。

そこにいてくれて、ありがとう。

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あなたにありがとう
いのちにありがとう
ここで出会えてありがとう
そこにいてくれてありがとう

聞こえるのは いのちの音
止まった空気をふるわせて
今響く かすかな鼓動

目に映るのは いのちの光
うす闇の空にひとすじの
今輝く 小さなかけはし

感じるのは いのちのぬくもり
冷たい静寂(しじま)をつきぬけて
今伝わる 生きる証し

そのままでいい
あるがままでいい
そこにいてくれるだけで
ただ ほんの一瞬(ひととき)
あなたの存在(ありか)をたしかめたい


あなたにありがとう
いのちにありがとう
ここで出会えてありがとう
そこにいてくれてありがとう

ひととひととのセッション2010年08月27日 11時42分47秒

このごろの私にしては、ちょっぴり忙しく、
ちょっぴり充実した数日でした。
毎日、まったく違う楽器の方とお会いして、
「声を出すって“からだ”と“たましい”、ぜ~んぶ使うんだなあ」とあらためて実感しました。

思い返せば、いろいろな方と出会って、
いろいろな人生とのセッションをしてきました。
そう、音と音のセッションと言ったって、
それは、「ひと」と「ひと」のセッションで、
言ってしまえば「人生」と「人生」のセッションです。
私の場合、「音」に限らず、
「ことば=文章」であったりもします。
でもそれらをつむぐのは、やっぱり私なわけで、
ことばもけっきょく人生(もしくは人生観)が映し出されますね。

で、セッションのおもしろいところは、
ひとりの人間のもつ多様性が際だつことだと思うのです。
そばに寄り添う「音」=「ひと」によって、
引き出される「音」や「空気」も違ってきて、
「私って、こんなに可愛いかったっけ?」とか、
「私って、こんなに退廃的だったっけ?」とか、
「私って、こんなに大胆だったっけ?」とか、
さまざまな「私」が見いだされます。

楽しいです。


さてさて、8月25日。
はるちゃん二歳の誕生日は、やっぱり感慨深いものがありました。

いのちをはぐくむことのありがたさを感じているから、なおさら、なのかな。

たくさんのひとを見送り、
いのちが、いかに儚いものかを実感するほどにこの思いは大きくなってきました。

いのちが生まれる、いのちが育つ、いのちが生きていく、
すべてが奇跡の出来事なんですよね。

あなたと出会えたこと。
心から、ありがとうございます



9月にはいると、岐阜県多治見市の老人ホーム6カ所に朗読と歌を持って参ります。
そう、日本で一番暑い町「多治見市」。
10月1日の昼下がりには、市役所ロビーでも、ミニコンサートをします。

主宰する「ことばのまなびや」では、
CD&ブックレット版
「しらかば・やお の 声とことば磨きレッスン」制作中です。
マイミクさんのあの方この方のご協力もいただき、豪華なものになりそうです。

10月26日には、日本歌曲振興会の演奏会にゲスト出演させていただき、北原白秋の詩を朗読します。

レッスンも少しずつ再開しようと思っています。


明日、8月28日は、ちくさ座でコンサートを開く予定でした。
病気を理由にキャンセルしたけれど、
「やらなくてよかった」という、
私にとって希有な体験ができたこともよかった…、かな。

一歩、一歩、歩いていきます。