16年のご報告2024年08月26日 15時17分13秒

8月25日。

あの日も日曜日でした。
やっぱり良く晴れた暑い日でした。

本来の出産予定日は9月の半ばでしたが、
(高齢で)帝王切開と決められていたので、
主治医のスケジュールと合わせ
自分の誕生日と6か月違いの8月25日になりました。

入院した日は、
ちょうど北京オリンピックの閉会式が
病室のテレビで中継されていました。

手術台というものに生まれて初めて乗りました。

「あれ」
「おーーい」

立ち会ってくださった小児科の医師たちが、
生まれたわが子に声をかけ背中を軽くたたいたりしています。

産声を聞きたくて局部麻酔にしたけれど、
ふにゃと小さな声がかすかに聞えただけで
NICUに運ばれて行きました。

カメラを用意して待っていてくださった助産師さんに
写真を撮ってもらうことも叶いませんでした。

生まれて来たわが子は、そのまま二週間保育器にいました。

何本もチューブにつながれた姿に、涙があふれました。

そしてお医者さまや看護師さんに見守られ、
何事もなかったかのように二週間後、
その子は家にやってきました。

子を授かることは奇跡だということ、
無事に生まれ出ることはさらに難しいことだと知った日でした。


そんな記憶も薄らいでいきそうな年月が過ぎましたねー。

おかげさまで、はるちゃんは16歳になりました。

親から見ていいところは、
何でも「美味しい!」と言って食べること、
小さな出来事でも「楽しかった~」と振り返ることです。

今日までの何気ない日々にありがとうございます!



お年頃になり、
写真をアップするのは本人も抵抗があるので、
文面にてご報告と感謝の気持ちを🙇