私の子どもたちへ2012年01月05日 17時35分55秒

2012年があけました。
今年もよろしくお願いいたします。

どんなに傷ついても、
どんなに絶望の淵に立たされていても、
時間は等しく流れ、
時の流れは、
すべてのものを変え、
一瞬先には同じものは存在しないのですよね。

今を生きる。
今年はよりいっそう今を大切に生きたいと思っています。

さて、年末に「妄想会議コンサート」が終わり、
今年の前半は、コトノハコトダマ公演に向けて脚本執筆、創作モードになっているはずですが…、
ステージの予定が。

●2012年1月9日(月・祝)14:00
●名東文化小劇場にて
●大切な人に捧げるコンサート「ありがとう」
●入場無料

劇場主催の企画で、一般に募集をし、応募された6組の方々のステージのナビゲーター役を努め、おまけに私のミニステージもあります。

「ありがとう」の思いを込めて進行するコンサート、
そこにいる人はみんな幸せな気持ちになれること間違いなしですね。

今回、ギターでサポートしてくださる方は、私にとって初めての共演者、ギタリスト杉浦光政さんです。
さわやかでステキなギタリストさんです。
彼のオリジナル曲を中心に私の朗読を重ねます。

今回は朗読中心なのですが、歌も2~3曲うたいます。

そこで、ふと思い出したのが、笠木透さん作詞・作曲の「私の子どもたちへ」。
さかのぼること、今から35年ほど前、ある方がギターをつま弾きながら歌うのを聴いたのが、この歌との出会いです。
「なんてやさしく、力強いメッセージをくれるんだろう」と感動しました。

でも、自分のステージで歌うチャンスはなく、
今回の企画のコンセプトを思った時に、急に天からふわりと舞い降りてきた感じでした。

 生きている君たちが
 生きて走り回る土を
 あなたに残しておいて
 やれるだろうか父さんは…

心にぐさっと突き刺さります。

もしもお時間の許す方、私が歌うフォークソング一度聴いてみてください!

歌わないジャンル2012年01月26日 20時15分18秒

「フリージャンル歌手」

と名乗る以上、あるていどのジャンルを網羅するレパートリーが必要となります。

これまで、ずいぶん様々なジャンルを歌ってきました。
ジャズシンガーになり、カンツォーネ歌手やシャンソン歌手、
童謡歌手、もちろんお得意のミュージカルナンバー、
歌謡曲や演歌、フォークだって、ゴスペルだって歌ってきました。

でも、たぶん一生歌わないだろうと思っていたジャンルがありました。
それは「軍歌」です。

これだけはきっと「需要」もないだろうし、非戦・反戦を掲げる私が軍歌を歌うシチュエーションだけはないだろうと。

しかし、ついにそのときが来ました。
軍歌を歌うことになったのです。

芸団協中部30周年記念
市民会館40周年記念

“まつりびとの宴”

・2012年2月11日(土・祝)16時開演
・中京大学市民会館 プルニエホール
・2,500円(前売り)

二つの冠のついた「芸能サロン」ステージです。
これは舞踊家や音楽家、俳優や人形劇団やマジシャンや…、
さまざまな実演家が一堂に会して繰り広げるバラエティショーです。

ついでに触れると、この軍歌を歌うステージでは、
十数年ご一緒する機会のなかったかつてのユニット「歌時香(かじか)」の相棒、大野栄潤氏がピアノを弾いてくださいます。
実に久々の顔合わせです。

綜合演出は菊本健郎氏です。
菊本氏と言えば中国残留孤児の問題など戦争の傷跡を繊細に演劇作品にしていらっしゃる演出家。
昨年お世話になった「和泉屋染物店」の演出家でもあります。
だからこそ、今回のステージもお引き受けしました。

白樺八青が歌う「軍歌」。
今までの軍歌とは違う表現を目指します。

ご興味のある方はぜひご来場ください。