欲望と与えること ― 2010年10月22日 10時18分32秒
自分で企画するコンサートとちがって、 お声をかけていただくステージは、思いがけない課題があっておもしろいです。
10月26日(火)の日本歌曲振興会名古屋支部の演奏会では、
「芥子粒夫人(ポストマニ)」(山田耕筰・作曲、北原白秋・作詞)という歌の前半を語ります。この作品は、歌曲としては30分以上に及ぶ大曲です。後半部分は、加川文子さんがキラキラの歌声で聴かせてくださいます。
朗読をと言われて歌詞と譜面をいただいたときには、「?!」でした。どうやって朗読しよう???と。でも、読み込めば読み込むほどおもしろくなってきました。
小さなネズミが魔法使いによっておしゃべりできるようになり、ネズミに飽きるとネコになり、ネコに飽きると犬になり、犬から猿、猿から野ジシになり...やがて美しい娘になって王様と結婚し、女王になります。それで幸せか...と言うと...、「いつネズミだったことがバレるんだろう」と気が気でなりません。なかなか心理描写もおもしろいです。
朗読スタイルではなく、動きながら「語る」スタイルにしました。
おなじみ美口啓子さんも、ほかの山田耕筰作品ですてきな歌声を聴かせてくれます。楽しみです。
☆開演 18:30 電気文化会館(ザ・コンサートホール)
一方10月31日(日)に開く「朗読&トークライブ」では、主催者からのリクエストでシェル・シルバスタインの「おおきな木」を朗読します。これも、自分から選んだ作品ではないのですが、初めて読んだとき、静かに静かに涙が流れました。
こちらのストーリーは、ある一本の木が、一人の少年の欲望にひたすら答えようとする物語です。原題は「The giving tree」、まさに「与える木」なんですね。少年と木のシンプルなストーリーの中で、深く深く考えさせられるお話です。
☆開演 14:00 名古屋市守山生涯学習センター 入場無料
「芥子粒夫人」のネズミと、「おおきな木」の少年。
欲望の尽きない人間を表しているのか、果たして、自分は?
いろいろ考えます。
たまたま同じ時期に、まったく視点のちがう、言語スタイルも異なったストーリーに身を置けること、感謝と幸せを感じています。
10月26日(火)の日本歌曲振興会名古屋支部の演奏会では、
「芥子粒夫人(ポストマニ)」(山田耕筰・作曲、北原白秋・作詞)という歌の前半を語ります。この作品は、歌曲としては30分以上に及ぶ大曲です。後半部分は、加川文子さんがキラキラの歌声で聴かせてくださいます。
朗読をと言われて歌詞と譜面をいただいたときには、「?!」でした。どうやって朗読しよう???と。でも、読み込めば読み込むほどおもしろくなってきました。
小さなネズミが魔法使いによっておしゃべりできるようになり、ネズミに飽きるとネコになり、ネコに飽きると犬になり、犬から猿、猿から野ジシになり...やがて美しい娘になって王様と結婚し、女王になります。それで幸せか...と言うと...、「いつネズミだったことがバレるんだろう」と気が気でなりません。なかなか心理描写もおもしろいです。
朗読スタイルではなく、動きながら「語る」スタイルにしました。
おなじみ美口啓子さんも、ほかの山田耕筰作品ですてきな歌声を聴かせてくれます。楽しみです。
☆開演 18:30 電気文化会館(ザ・コンサートホール)
一方10月31日(日)に開く「朗読&トークライブ」では、主催者からのリクエストでシェル・シルバスタインの「おおきな木」を朗読します。これも、自分から選んだ作品ではないのですが、初めて読んだとき、静かに静かに涙が流れました。
こちらのストーリーは、ある一本の木が、一人の少年の欲望にひたすら答えようとする物語です。原題は「The giving tree」、まさに「与える木」なんですね。少年と木のシンプルなストーリーの中で、深く深く考えさせられるお話です。
☆開演 14:00 名古屋市守山生涯学習センター 入場無料
「芥子粒夫人」のネズミと、「おおきな木」の少年。
欲望の尽きない人間を表しているのか、果たして、自分は?
いろいろ考えます。
たまたま同じ時期に、まったく視点のちがう、言語スタイルも異なったストーリーに身を置けること、感謝と幸せを感じています。
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