涙腺が…2008年08月01日 16時35分18秒

日記には書いていませんでしたが、
モモが急激に弱ってきました。

この数日で食欲がなくなり、
この2~3日は、
固形物をまったく受けつけなくなりました。

おととい、
やっとの思いで車に乗せ、
お医者さんに連れて行きましたら、
「子宮蓄膿症」とのこと。
子宮に膿が溜まって腫れているそうです。

ここまでひどい症状には、
一般的に手術が順当といわれましたが、
この衰弱したモモが、
全身麻酔を打った上、メスを入れる手術に耐え、
元気になる可能性があるのかとたずねると、
非情に判断が難しいところだ、と言われました。
手術中に亡くなる可能性もあるだろうと。

悩んだ末、手術をしないで見守ることにしました。

とはいえ、どんどんか弱くなっていくモモを見るのは、
こんなにつらいことはありません。

生きる者、いつかは死に向かうと知りつつ、
目の前の事実にできることなら目を覆いたくなります。


今日は、コンサートのため最終創作日の予定でしたが、
変更して一日ガレージのモモの近くにいました。

流れ出る膿の匂いをかぎつけハエが集まってきます。
ハエよけのため、
タオルで身体をくるみしょっちゅう交換してやります。

横たわったまま立ち上がることも出来ず、
鼻先まで水を持っていくと一生懸命飲みます。

あんなに大きかった身体は、
痩せて背骨が浮き出ています。

私の動きを目で追うのが精一杯なのに、
しっぽを振ってくれます。

見ているだけで、なぜか涙が流れてきます。
ただただ撫でてやることしかできません。



そんな私の元に、
おケイさん(美口啓子さん)が新曲の譜面を持ってきてくれました。
まずは私の一連の出来事やモモのことを思って、
「これから新曲…だいじょうぶ?」と心配してくれます。
私の中では、
朗読から歌につながるシーンがハッキリとあって、
「やりたい」と答えました。

おケイさんがピアノに向かって、
私の詩につけた曲を歌ってくれました。

なんなんでしょう!
おケイさんの曲を最初に聴くとき、
時々あることなのですが、
涙がひとりでに流れて、止まらないのです。

もうダメ。
ハンカチでは間に合わない、
だれかバスタオルちょうだい!…でした。

「おたがい涙腺が弱くなったわね~」と話しながらも、
なおも泣けてきてしまいます。


「命へ」という朗読をします。

泣かないで朗読も歌も出来るように、
一生懸命やるだけです!!

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