一年のはじめに2016年01月04日 22時28分14秒

三が日、あたたかかったですね。
どんなお正月をお迎えでしたか?

私は、以前から訪ねてみたかった鎌倉に電車で出かけました。
ここは、父が幼少期を過ごした町です。
静謐で光に溢れた円覚寺境内をゆっくり廻り、
それからひと山越えて由比ヶ浜へ。
ちょうど日没に間に合い、
夕暮れの海岸が美しかったです。
(いつかまたゆっくりと訪ねるチャンスがありますように)

名古屋への帰り道、中央道の初狩SA。
ここから見えるちいさな富士山も好きです。

穏やかなお正月でした。
平和な日々が続きますように。
今年もよろしくお願いいたします。

語りや朗読にもさまざまな…2015年12月19日 14時57分38秒

実は、私、本がうまく読めません。
いわゆる「黙読」が出来ないのです。
外からは黙読しているように見えても、
頭の中では音が鳴ってしまい、
文字から受ける「意味」だけを入れるということが困難なのです。

そのため、どんな文章でも読んでいると、
作者のリズム感やメロディや音質などが伝わってきます。

さて、今回の妄想会議コンサート。

冒頭に読む太宰治の「正直ノオト」は、
どう読んでも講談になっていきます。
だったら講談調で読もうと思い、
なーーんと、
釈台を作ってもらいました(^o^)/
これ、あまり売っていません。
とうぜん張扇(はりおうぎ)も使います。

ちゃんと講談が出来るのか?
と聞かれると…、てへへ…。
大むかし、江戸で、
ある講談師さんの講座に一度参加したことがあるだけです。

なので、私がやるのは、講談調、です。

でも、その調子で読むと文体がいきいきしてくるのです。

そんな経緯もあって、
サクソフォンの二人にあるジャンルの演奏をリクエストしました。
二人とも今まで決して吹いたことのない音楽です。
うーーーん、さすがです!
素晴らしく表現してくれました。

妄想会議、初っぱなは、ちょっと度肝を抜くかも知れません。

ぜひぜひあなたにお聴きいただきたいです。

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●公演日時
2015年12月25日(金)14時/19時
26日(土)14時
※3回公演
●千種文化小劇場
●チケット:3.000円(全自由席/前売・当日とも)
●出演
声とことば=白樺八青
サクソフォン=竹内幸枝
サクソフォン=所克頼
●スタッフ:
音響デザイン=椎名カンス
照明デザイン=吉戸俊祐
空間意匠=久野周一
書=梅扇
映像デザイン=牛嶋宏樹

写真&宣伝美術=及川陽子
ロゴデザイン=楚勉

制作=宮田久美子
●主催:妄想会議制作委員会・コスモアルテ

○内容
長田弘詩集より
谷川俊太郎詩集より
太宰治「正直ノオト」「待つ」
宮沢賢治「よだかの星」「星めぐりの歌」
ドボルザーク「母の教え給ひし歌」「交響曲第9番第2楽章」
イベール「アリア」
バッハ「ゴルトベルグ変奏曲」より「アリア」
白井稚佳子「般若心経」 など

2015年12月01日 21時05分40秒

何かとご縁のある東海テレビの庄野俊哉アナウンサー。

ご近所のよしみもあり、
先日、久しぶりに語らいのひとときをいただきました。

「回想法」、「新聞音読」…私とは少しずつ違う立ち位置で、
でも同じ方向を向いて発信していらっしゃるのが伝わって、
とても嬉しかったです。

ブログにご紹介いただきました。

http://tokai-tv.com/announcer/shono/2015/12/012010.html

あとひと月2015年12月01日 10時03分59秒

母が亡くなって、ある意味、時間が止まった感があり、
しかし、現実には必要としていただく場面もいくつかあり、
時間の流れが、あちこちで異次元を行き交いなりながら進んでいます。


10月28日、ことばのまびや朗読ライブ「対話~DialogueⅡ」では、
稽古初日までの二日間で書いた6作品を稽古を重ね、
本番では、出演したまなびやメンバーにも、お客様にも喜んでいただきました。

11月22日には小牧市混声合唱団のステージで、
マイフェアレディの進行役をさせていただき、
久しぶりのミュージカル気分を堪能いたしました。

上田定行さんからお声をかけていただいた専門学校HAL・卒業制作展のための映像作品のお手伝いでは、
久しぶりにスタジオ収録の楽しさをチラリと堪能いたしました。

11月30日には、ギタリスト望月雄史さんのお声がけにより実現した
稲武小学校での「朗読を聴く会」で、
これまた(かつては日常だった)小学校で公演を懐かしく思い出し…。

とても恵まれた毎日を送っています。

そして、今月は、ついに妄想会議です。

一年の総決算、
母へのオマージュ、
さまざまな思いを込めてお贈りいたします!

お一人でも多くの方にお越しいただけることを願っています。

お母さん2015年09月03日 23時39分28秒

8月23日、
母が、静かに息を引き取りました。

世界でいちばん応援してくれた人でした。

母の人生は、決して平坦な道ではありませんでした。
子どものころ、座ってお茶を飲んでいる母の姿をほとんど見たことがありません。

2月、私の誕生日に、
「生んでくれてありがとう」とメールで伝えました。
よほどうれしかったのか、母の方から電話をくれました。

7月、急激に弱ってきた母に、
「いちばん大変だったときに、支えてくれてありがとう」と伝えました。
「いいえ」と微笑んで答えてくれました。

この二つのことばを伝えておいてよかったと思います。

お母さん、もういちど言いますね。
私を生んでくれてありがとう。
支えてくれてありがとう。

ありがとう。

8月15日のこと2015年08月17日 00時07分18秒

司会・朗読をしてくださった村上信夫さんが、
ブログに書いてくださいました。

http://ameblo.jp/nobu630/entry-12062161435.html

平和への思い2015年08月16日 03時32分19秒

同じ時代(とき)、この星に生まれて。
~八月十五日を忘れない~

用意していた客席では足らず、
急ぎ、椅子を列べ、超満員の会場。

あたりまえの日常がどんなに尊いものなのか。
今が、「戦後」であることのありがたさ。
戦争がいかに愚かな行為であるか、
そして憲法に守られてきたわたしたちの戦後
を実感する時間になりました。

盟友 
村上信夫さんの進行・朗読に、

素晴らしいメンバー
竹内幸枝さん(サクソフォン)、
伊藤玉木さん(コントラバス)、
嶋田達也さん(ギター)、
林敬子さん(マリンバ・パーカッション)、
菅原拓馬さん(ピアノ)、

語り部
伊藤等さん、
冨岡貞男さん、
津田さゑ子さん、

時間がない、
予算も潤沢にない、
限られた中での
スタッフ&お手伝いのみなさんの最大限の努力、
芸文スタッフの皆さんのご尽力、
そして、会場を埋めてくださったお客様。

伝えたいことを
精いっぱい、心込めて伝える。
そこから様々な力が生まれることを、
あらためて実感しました。
からっぽになった今日から、
また一歩が始まります。

平和な今日に感謝を込めて。

再会2015年07月27日 11時08分37秒

あと3日で幕を開ける俳優館の公演「群青~雲流れる果てに」

私は台本を読んだときに、ドキッとしました。

赤沢という特攻隊員が、
実在した穴沢利夫さんをモデルにしていると気づいたからです。

今からさかのぼること30年以上前。
私は、ある資料で穴沢さんの婚約者のことを知り、
彼女を主役にすえた一人芝居を作りたいと思いました。

芝居の師匠ふじたあさや先生に手紙を書き、電話で相談しました。
当時は、20代半ばのヒヨッコ役者が一人芝居をするなどまずありえないし、
そもそも、誰でも一人芝居が出来るような時代ではありませんでした。

師匠は、「その題材は、ディテールまできちっと作らないと、うるさい人がいっぱいいるよ。そもそも目立つことをやれば、たたかれるだろう。その覚悟があれば応援しよう」と言われ、
怯んだ私は、その構想を誰にも話さないまま封印していました。


それが30年の歳月を経て、出演することになったお芝居の中で、
穴沢さんに再会したのです。


それだけでも、奇跡に近いと、ひとり心の中で叫んでいました。

それが、なんとこのお芝居の中で、
穴沢さんが婚約者にあてて書いた最後の手紙の一部を読むことになりました。

私の中にずっ生き続けていた穴沢さんが、
ようやく私の前へ現れた。
そんなふうに感じています。

戦後70年。
私にとって苦しみの夏ではありますが、
何物にも代えられないたくさんのものを受け取っています。


7月30日(木)19時
31日(金)14時/19時
8月1日(土)14時/19時
2日(日)11時/15時
芸文地下小ホール/一般券:3,000円
※7月31日の14時のチケットはソールドアウトとなりました。

7月15日2015年07月15日 10時41分27秒

46億年
この星の呼吸に揺られ
ちっぽけな
あなたと私
同じとき
この星に生まれ
私たちは
ここに生きる
なぜ…
その答えは
いま
ここに

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もともと公私の「公」は予定していた忙殺の日々でしたが、
母の入院などで予想外の展開。

これで創作なんて…と思っていたけれど、
今週に入ってようやく詩が書けるようになりました。

書き上げた詩を先ほど作曲者の菅原拓馬さんに送りました。
上の文はその一部です。

なんとなくコンサートのひと月前を最終締め切りと決めていたのですが、
なんとかその日に送ることができました。
これで次のことに取りかかれます(^^)


話は変わって、今の国会。
おそらく70年談話やアメリカとの約束など、
重ね合わせた無理なスケジュールと、
物の怪にでも取り憑かれたかのような異様な信念を押し通し、
周りも見えず焦りまくる安倍首相が、
今まさに数の力で強硬な行動に出ようとしています。

ファシズムの形容がふさわしい今のこの国。
私たち自身が歴史的負の遺産を背負う瞬間が迫っています。

それぞれができる形で声を上げ続けなければ。


今日は芸文センターの打ち合わせに行ってきます。
そのあと、俳優館の稽古です。

私は私の場で力を尽くします。
70年前のことを何十年たっても「過去の歴史」と振り返るために。

こころとからだの平和バトン Fromやお, 3rd2015年06月27日 16時39分21秒

先日、講演のあとでひとりの女性が歩み寄り、わたしに質問されました。
「今日のお話のような視野を持つためにどんな勉強をされたのですか?」

わたしの話の中に、
心理学、哲学、コーチングなどに通じる内容もあったようで、
そんな質問が出たのでしょう。
わたしは、心理学も哲学もコーチングも勉強したことはありません。

講演内容が、声や言葉の専門的な話ばかりかと思っていたら、
その方にとっては良い意味で、予想を裏切ったのだそうです。

あまり考えもしなかったことだったので、
あらためて考えました。

なぜそのような思考回路が作られたのか。
その所以を考えました。


意識的に、
あるときは無意識に、
できるだけ多様な人がいる環境に身を置こうとしてきたこと。
言い変えれば、居心地の良い場所に、あえてい続けなかったこと。

世の中にはいろいろな人がいます。
自分と違ってあたりまえです。
自分と違うからといって、排除したり差別したり遠ざけたりしない。
そんな訓練(?)が、それなりに出来ているのかな、と思います。
というより、むしろ違いを見つけることは、とても面白いことです。

まさに、人間社会も「生物多様性」、ですね。

この視点を見失うと、なんでも分類分けして、
違いを優劣に置き換え、自分と違うものを排除し、攻撃し…、となっていきます。

「我が民族は、世界一優れている」などと耳にすると、
では、劣っている民族があるのか、とわたしは不安を覚えます。

それから。

できるだけ想像の翼を広げようとしてきました。
想像力が欠けると、身内や仲間は大事にするけれど、
それ以外の人たちをまったく目にもとめなくなります。
相手によって言葉や態度が180度変わってしまいます。

自分の視野に入るものは、この世のほんのわずかなものたち。
放送の経験からは、サイレントマジョリティの存在を知りました。
見えるものから見えないものがどうつながっているか、
想像できる人でありたいです。


そんなふたつの指針が、わたしという人間を創ってきたのかな、と思います。

違いを認め合い、受け入れる関係性。
すぐ隣の人だけではなく、
地球を半周した先に生きる人びととも共生する想像力。
それがつながってゆき、平和な星への一歩が踏み出せるようになるのではないでしょうか。

そんな思いを胸に、これからも歌い語り続けたいと思います。



《こころとからだの平和バトン》 第三日目

このバトンは、広島市西区太光寺の副住職東和空さんの発案で、
天城流湯治法 杉本錬堂さんから始まったものだそうです。
三日間、心と体について思うところを書き、
その後、二人の方にバトンを渡して行くとのこと。

わたしは、同じ誕生日(2月25日)という不思議なご縁の
演出家 青柳敦子さん(通称:あおさん)からバトンを受け取りました。

ふだんから必要に迫られないと書くことをしないわたし。
考え、書くという表現の根元的なチャンスをいただいたことに心より感謝します!


※ 実は、6月24日、あおさんからバトンが届く前に走り出しました(笑)
そして、今日、次の人へバトンを渡す直前になりましたがバトンが届きました~(再笑)

わたしがバトンを渡す人は、栗原まるこさんと“匿名アーティスト”のSさんです。

*Sさんは、バトンを渡すときに匿名を条件に引き受けてくださいました。
おそらくWeb上のどこかでバトンがつながって行くことと思います。

*まるこさんは、8月15日に開くコンサート「同じ時代(とき)、この星に生まれて。」のチラシを共に生みの苦しみを乗り越えて創ってくださった画家であり、グラフィックアーティストです。
彼女の精神世界は、わたしも興味津々です。
どうぞお楽しみください(^^)