日にち薬2006年06月25日 21時58分32秒

「ひにちぐすり、だよね。」

励ましや慰めの言葉の代わりに、

こんな言葉をかけてもらったことがありました。

傷は「時の流れ」が自然に治してくれるって。

今思えば、ずいぶん傷だらけだったのですね、わたし。

ようやくこのごろ、内側にうずく痛みが癒えてきた気がします。

やはり、時間がかかりました。

でも、その分たくさんのことを知りました。

人のこころのありようが少しは理解できるようにも。

大切にすべき人の存在も。

心に着込んだ外套を脱ぐ爽やかさも。

わたしにとって、表現することの意味も。



裸足で、
素顔で、
心のキャンバスに、
声という絵の具を持って、
ひとすじの線を描きたいと、そう思っています。