白血病2006年12月22日 21時33分53秒

二日前のことでした。

とても大切な友人からの手紙でした。

いつもは丁寧な筆文字が、ボールペンでした。

病院からでした。



「病名を書くともうだめかもしれないと思われそうですが。」

と前置きがあった後に、

「急性骨髄性白血病」と書かれていました。



冗談でしょ。

私は首を振りました。

目をつむって気持ちを落ち着かせてから、もう一度読み直しても、

やはり病名は同じでした。



「半年間はゆっくり休ませてもらいます。」とありました。

半年かけてガン細胞をなくす治療ということでしょうか。



二ヶ月前、お芝居のために資料を集めて学んだ病気が目の前にあります。

その治療は、とても筆舌に尽くしがたく苦しいと言われます。



手紙の最後は、半年後の緑萌え出でる季節、

前から約束していた「本作り」に協力して下さい、と結んでありました。



来夏、あなたとのお仕事を楽しみに、治療の成功を祈り続けます。